行政書士の登録にあたり、事務所を用意する必要があります。この事務所ですが、行政書士業務の特性上、業務上の秘密を保持できるような明確な区分が要求されています。そして、行政書士登録する際には、登録者が用意した事務所が実際にそのような要件を満たしているのか確認するための、事務所調査なんてものがあります。
この事務所調査がない都道府県行政書士会もあるようですが、少なくとも、私が登録することになる、群馬県行政書士会では事務所調査がありました。幸い、私が用意した事務所は独立性が確保されている状態でしたので、事務所そのものについては、特に問題になることはありませんでした。
この事務所調査には、所属することになる支部の行政書士の先生が来られます。そのため、調査に来られた先生に、今後の業務のこと、支部会の組織に関すること、その他、疑問に思っていることを質問するチャンスです。開業前は、将来への展望もあるでしょうが、同時に不安もあるのが当然と思います。このような機会に、ベテランの先生とお話する機会が得られるのは大変貴重です。事務所調査が予定されている方は、事務所調査前に、疑問点などを整理されておくことをおすすめします。貴重なアドバイスが得られると思いますよ。