お墓参りと言えば、現代の私たちにとって、ご先祖様に供養するのに大切なイベントとなっております。春の彼岸、お盆、秋の彼岸、お墓をお参りする機会が年に数回ある方も多いと思います。
このお墓ですが、最近は墓じまいなんて言葉を聞くケースも出てきました。私の身近でも、親戚が墓じまいをするということに出くわしたことがあります。先週の東洋経済でも、お墓に関する特集を組んでいて、墓じまいについても触れていました。
墓じまい(改葬)ですが、2000年度に6~7万件程度だったのが、2022年には14万件を越える件数になっています。墓じまい(改葬)をする理由には色々あるようです。以下に数点挙げてみます。
- お参りするお墓が遠方にある方が負担に感じ、やむを得ず、このような決断を下しているケース
- お墓の跡継ぎがいないため墓じまいを選択されたというケース
- お墓の維持、管理費がかかるため、負担になる
そして、墓じまいをした後、遺骨を改葬先として選択されているものを数点挙げてみます。
- 合祀墓、合葬墓に移転する。合葬墓とは、多数の遺骨を一緒に埋蔵するタイプのお墓です。契約当初に使用料を払うと、以後の管理料等がかからないものが多いです。
- 樹木葬 ほかの人の遺骨一緒に埋葬されます。一般墓と異なり、毎年の管理料がかからないケースもあり、現在多くの方から支持を広げています。
- 海洋散骨
- 一般墓 自宅の近くの霊園等に改葬する。
現在は、こちらに挙げた樹木葬等の費用や供養の負担が少ないお墓を選択するケースも多くなっております。皆様も、お時間がある時に、将来的にどのようにお墓を維持されていくのか考えるお時間をとられてみてはいかがでしょうか?
最後になりますが、墓じまい、改葬には、自治体への申請等が必要になります。この手続等に関して、ご要望を頂ければ、お手伝いさせて頂きます。