皆さん、こんばんは。群馬県大泉町の行政書士事務所、行政書士オフィスかわしまです。
行政書士オフィスかわしま 群馬県邑楽郡大泉町の行政書士事務所
世間は、お盆ということで、親戚同士が一堂に会する、ここ最近ではめっきり少なくなった貴重な機会をお過ごしの方も多いかと思います。
生まれ故郷に帰省して、先祖代々のお墓のお参りをされている方も多いかと思います。
こういったご先祖様から継承してきたしきたりのようなもの、出来るだけ途絶えさせないで、次世代にまたバトンタッチしたいものです。
とは言え、先日ですが、日経新聞に、核家族が増えて、お墓は「家」から「個」へシフトが進むという記事が書いてありました。
現在のトレンドは、樹木葬とのことです。
先ほどは、お墓を次世代に継承したいものだ、なんて書きましたが、世間の流れとしては、子や孫世代に継承しない形式が、徐々にではありますが、定着しつつあるようです。
2023年の結果になりますが、樹木葬を選択される方が全体の48.7%、それに対して、従来の一般的なお墓を選択される方は21.8%ということで、樹木葬が過半数に近い結果を占めています。
費用という側面から考えると、樹木葬の方が負担が少なくなっています。
・樹木葬
購入費平均 63.7万円
年間維持費 無料のケースが多い
・一般墓
購入費平均 149.5万円
年間維持費 5000円~1万円
そして、一般墓の場合、ふるさとが住まいから離れている場合、お墓参りが心理的な負担になる可能性があります。お墓の管理も、ばかになりません。遠く住んでいる者にとっては、大仕事になりかねません。
少子高齢化、人口減少という面も見過ごせません。お墓を承継する人が見つからないなんてケースもあるのが実際です。
もし、このお盆に親戚一同が介することがありましたら、こういった将来のお墓事情について、お話する機会を用意してみてもよいかと思います。ご先祖様の供養をする期間だからこそ、お話を持ち出しやすい機会ではないでしょうか?
墓じまい等、話し合ったらすぐに実行に移せるようなものではありません。親戚同士、それなりの話し合い期間を持って、お互い理解しあう必要があります。
話し合いのきっかけづくりには、お盆のような期間をご利用されるのも一考かと思います。
墓じまい等お気軽にお問い合わせ下さい | 相続関係のご相談 行政書士オフィスかわしま