40代の行政書士開業、資格取得奮闘日記

オフィスかわしまのブログ。40代後半会社員の群馬県邑楽郡大泉町での行政書士開業準備日記。そして、ビジネスに関する色々な資格取得の挑戦、応援日記。

行政書士という個人事業主になるメリットとデメリットを考えてみた

行政書士になり開業するということで、個人事業主というものについて確認してみました。行政書士では、登録された場合、雇われで行政書士をするのではなく、個人で開業するケースが多いようです。
私が考える、個人で行政書士を開業して、個人事業主になるメリットを以下にあげてみました。尚、私の場合は、副業で行政書士業務を行うため、副業行政書士の視点からも書いています。

  • 自分次第で自由に仕事ができる ※ただし、行政書士は依頼を顧客から依頼を受けなければならないのが基本ですので、依頼された場合は多少なりとも制約はあります。また、顧客との決められた納期等は守るべきです。
  • 少ない自己資金でも開業できる。一般的に飲食店等を開業するには、数百万円必要になると言われています。一方、行政書士では、百万円以下の資金で開業も可能です。もちろん、始める際の資金に余裕があった方がよいのは確かですが。
  • 行政書士を副業として行う場合、仕事が順調にこなせれば、本業以外の収入が期待できる。
  • 副業行政書士の場合、万が一の保険になる。今の時代、どんな会社でも、定年まで働ける保証はありません。リストラ等された場合にも、副業でやっている行政書士の仕事で生活を維持できる可能性がある。
  • 本業以外の世界を経験できる。本業で雇われサラリーマンをしていると、どうしても、ある一定の範囲内でのものの見方になりがちです。他の業界に足を踏み入れることで、自分自身の視野を広められる可能性があります。
  • お金の動きの勉強になる。個人事業主になると、お金の問題が、直に降りかかってきます。ということは、サラリーマンと違い、経費というものに対する認識が変わります。文房具にしろ、電気代にしろ、事務所費にしろ、すべて経費です。これらについて、雇われサリーマンの場合、考えなければ、考えずに終わってしまう場合もあります。経費に対する責任感が嫌でも身に付きます。

他にも諸々あるかもしれませんが、以上が今思いつく、行政書士として個人事業主になるメリットです。ただし、何事も、表があれば、裏があります。これらのメリットの裏側も、もちろんあるわけで、行政書士を開業するには、デメリットも考える必要があります。

  • 問題があった場合、サラリーマンと違い、会社は助けてくれない。すべて、自分の行動で解決する必要がある。
  • 仕事があるかどうかは、実際にやってみないとわからない。
  • 行政書士として登録を維持するには、会費等を毎月払う必要がある。すなわち、毎月の固定費が、問答無用で発生する。
  • 副業で行政書士を行う場合、本業とのバランスを考える必要がある。
  • 副業で行政書士を行う場合、家族との時間が減る可能性がある。
  • 一般的に、会社に勤めている場合は、何らかの要因で会社を辞める場合(会社のリストラ、自己都合退職など)、雇用保険によって、失業給付が得られる場合もあります。しかしながら、副業行政書士として、個人事業主登録している場合、仕事があるとみなされて、失業給付が受けられません。

これら色々な要因が妨げとなって、行政書士試験に合格しても、即登録、開業に向かわない方が多いのではないかと思います。皆さんも行政書士に登録しようか考えている場合、メリット、デメリットを様々な情報網を駆使して調べ、よく考えて決断して下さい。

私の場合は、行政書士試験に合格できただけでも有難いので、成功、失敗どちらに転ぶか分からないが、開業にチャレンジしてみようと決めました。当たり前ですが、行政書士試験に合格しなければ、登録、開業のチャンスはないわけで、一度きりの人生、チャンスがあるなら、やってみようというのが今の心境です。